君の平和が 狙われてるぞ♪

映画とか特撮とか女児アニメとか。考察厨・雑語り厨です。趣味でシナリオ、小説、SSをわずかに書きます。

俺もマシンも傷だらけだが

 久しぶりに「新劇場版 ヱヴァンゲリヲン」序・破・Qを見たんですが、10代の頃、新ヒロインの真希波・マリ・イラストリアスが凄く好きだったのを思い出しました。

 チェックスカートに赤い眼鏡と言った、それまでの「エヴァ」に居なかったゼロ年代アイドルみたいな格好だったり、「敵かな?味方かな?」という単純なサスペンスが興味を引いたってのも勿論あるんですが、すっかり国民的アニメ作品になってしまった「エヴァ」の・・・というか、あんなナリで国民的アイコンになってしまった"綾波レイ"、"惣流(式波)アスカ"の二大巨頭ヒロインに向こう張って、「第三のヒロイン」ヅラしているマリが、図々しくて好きだったんですよね。様々な企業との「エヴァ」コラボ広告だったり、版権仕様もののグッズ上で、あたかも「元から居ましたけど?」とでも言わんばかりの顔をしているのは、なかなかに痛快です。

 あと、正体不明でわけわかんないマリに対して、「俺だけが理解してる!」みたいなイキりもありました。「新劇場版 ヱヴァンゲリヲン」においてシンジだとかレイだとかアスカだとかと言った、お馴染みのキャラクターの心理描写や掘り下げが「もう皆なんとなく知ってるやろ」で結構バッサリ省略される一方、新キャラクターであるマリは旧「エヴァンゲリオン」分の情報がごっそり存在しない分、本当に何が何だかわけのわからない存在で、なので「こいつは何なんだ」と当時は真面目に考察したりしました。

 まぁ、「新劇場版」は考察しようにも情報が欠如し過ぎていてわかりようが無いんですが。ひとつ思ったのは、「新劇場版」はエヴァンゲリオン初号機が覚醒したところで、「翼をください」が流れる映画なわけですから、そこは一定の「ルール」として、歌に嘘は無いと考えて良いと思ったのです。つまり、「マリが口ずさむ歌に嘘は無い」ということです。"コイツは「365日のテーマ」を口ずさんで登場するから前向きな奴なんだ"。"アスカと一緒に戦えるから「ひとりじゃないの」は本気で嬉しいんだ"といった感じで、マリの心理状態についての考察は出来るわけです。

 「正体不明でわけわかんない女の子の、実は素直で可愛らしい側面を俺だけが知っている!」永遠の夢ですよね。オタクの。